いまさら聞けないWebマーケティング用語集(アクセス解析編 01)

2019.03.27

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マーケティングの世界で頻繁に出てくるカタカナや英語の略語。特にWebマーケティングの世界では日々新しい言葉が生まれ、変化しているので、ベテランの方でもよく新しい言葉に出会うことがあります。
そこで基本的な用語から、よく耳にするけど今さら人に聞けなかったり、なんとなく理解しているつもりでも自分で説明できない「マーケティング用語」をいくつかピックアップし、ご紹介します。

第一回は、Webマーケティング用語の基本、アクセス解析でよく使われる言葉です。

Webマーケティング用語(アクセス解析編 01)

imp(impression インプレッション)

サイトや広告などが「表示された回数」です。訪問者がそのサイトに訪れた回数や、広告が表示された回数をカウントし、インプレッション数とします。主に広告の表示数として使いますが、TwitterやFacebookにおける投稿の表示回数(見られた数)もインプレッションと表現されています。

PV(Page View ページビュー)

サイトまたはそのサイト内のページの「閲覧数」です。訪問者が閲覧した回数をカウントし、PV数とします。この説明を見ると、impもPVも「見られた数」として混同しがちですが、主にサイトのページアクセス数をPV、広告の表示数をimpとして使うケースが多く、また下記の例のとおり、必ずしも同じ数値になるとは限りません。

例:サイトのあるページに複数の広告が掲載されている場合
ページのPV数が100であっても、ページを見た全員に広告が表示されなかった場合、表示されなかった広告のimpがカウントされず、ページのPVは100で広告のimpは80
というような差分が生じるケースがあります。

UU(Unique User ユニークユーザー)

サイトの「訪問者数」です。impやPVは同じ人が何回見ても「見た回数分」カウントされますが、UUは「計測期間中の同一訪問者は1UUとしかカウントしない」ため、同じ人が何度サイトを訪問しても1UUとしかカウントされず、サイトの利用者数を示す指標としてよく利用されます。ただし、厳密には同一人物かどうかはCookieを付与して計測している場合が多いため、同じ人でもPCとスマホでアクセスした場合は、2UUとしてカウントされます。あくまで訪問者数を示す指標のひとつとして理解しておくと良いでしょう。

PV(Page View ページビュー)とUU(Unique User ユニークユーザー)

DAU(Daily Active User デイリーアクティブユーザー)

1日あたりに訪問したユーザー数(UU数)です。SNSなど、日々の訪問頻度の高いサービスの指標としてよく利用されます。全会員数/アプリ登録者数のうち、1日にどれくらいの人が利用しているかは、「DAU/登録者数=DAU率」で表すことができます。

WAU(Weekly Active User ウィークリーアクティブユーザー)

1週間あたりに訪問したユーザー数です。期間中の同一人物は1カウントとなるため、同じ人が毎日訪問している場合は、7カウントではなく1カウントと計測され、DAUの積み上げ実績=WAUとはならない場合があります。

MAU(Monthly Active User マンスリーアクティブユーザー)

1ヶ月あたりに訪問したユーザー数です。DAUやWAUと同じ考え方で、期間中の同一人物は1と計測されます。サイトの規模を表す指標として、このMAUがよく利用されます。

セッション(session)

ユーザーが「サイトにアクセスしてから離れるまでの一連の動き」をカウントした数値です。1セッションで1ページしか見ないケースもあれば、1セッションで何ページも見るケースもありますので、UU以上PV以下の数字となることが多く、主にGoogleアナリティクスという計測ツールの指標としてよく目にする言葉です。UUとは計測方法が違いますが、Googleアナリティクスをサイト分析の指標として使っている場合は「訪問」という意味で使っている人が多い言葉です。

まとめ

今回ご紹介した用語は、アクセス解析に関するマーケティング用語の中でも基本的な単語です。サイトや広告の実態を正確に把握するためにも、用語の正しい意味を掴んでおいて損はありません。わかったつもりで進めてしまうと、細かい部分で効果や分析にも影響が出てしまいますので、これを機に正しい言葉の意味を覚えておきましょう。

次回は今回の用語を元に、アクセス解析の中でも分析指標としてよく使われる言葉をご紹介いたします。

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