サイト制作におけるSEO対策の基本について(コンテンツ)

2019.08.07

サイト制作の際には開発と並行し、提供するコンテンツでもSEO対策を実施しましょう。Googleはサイトの掲載順位を決める際、コンテンツの評価を重視しているため、優良なコンテンツを制作することは、SEO対策の中でも特に重要なポイントです。
コンテンツ制作の際には「ユーザーの求める情報」を優先すべきですが、今回は基本知識として、これまで効果のあった対策のなかから、特にGoogleに特化したSEOコンテンツ制作の基本テクニックをご紹介します。サイト内構成編とあわせてご参照ください。

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共起語の配置

共起語とは、あるキーワードに対する「関連度の高い単語」のことです。例えば、検索エンジンが「はし」という言葉を見た際、それが「橋」なのか「箸」なのか「端」なのか、その言葉単体ではどの言葉を指すのか判別できません。その言葉の周辺にあるキーワード(共起語)で意味を認識します。Google側で類義語や同意語からコンテンツ内容を推測できるよう、共起語となる関連キーワードを適切に配置することで、サイト内容を適切に伝えるようにしましょう。共起語は「共起語検索ツール」で調べることができます。

title/meta情報の記載

title / meta情報(要素ともいいます)とは、HTML内のheadエリアに書き込むページ情報で、<title>◎◎◎◎</title>や<meta name=”keywords” content=”◎◎◎◎”という形で記載します。Googleの検索エンジンはこのtitle/meta情報を元にコンテンツ概要を把握するため、記載は必須と言えるでしょう。

検索結果に影響を及ぼすと言われている主なheadエリア記載情報

  • title

    title情報は実際のページ上に表示されませんが、検索エンジンが最重要視する要素の一つといわれています。検索順位を決めるアルゴリズムに影響を及ぼすだけでなく、実際の検索結果画面にもページへの動線として表示されます。また、該当のページがブックマークされた際にシンボルとなる文字列にもなりますので、SEO的な視点だけでなくユーザーの利便性にも大きくかかわる要素といえます。title要素にはターゲットとなるキーワードを適度に含め、ページの内容を的確に示す文字列を設定しましょう。

    効果的な記述の仕方は、次の章で解説します。

  • meta description

    descriptionにその概要を記載することで、コンテンツ内容を端的に表します。ここに記載したテキストは検索エンジン対策だけでなく、ユーザーの目に触れるものとして、検索結果にコンテンツの説明文として表示されたり、RSS配信時に概要として表示されたりしますので、クリック率を上げるためにも簡潔に魅力ある概要を記載しておきましょう。

  • meta keyword

    少し前までは重要視されていましたが、検索エンジンの機能が上がり、Googleが「検索上位表示の決定要因にならない」と宣言してからは、SEO対策としての意味合いは薄くなりました。descriptionにあわせこのコンテンツの概要を伝える補助、また本文中に出てくるワードのゆらぎ対策として記載する程度で十分です。

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タイトルの文字数

コンテンツのタイトル文字数を決める際には、検索結果に表示される文字数を意識しましょう。モバイル端末では全角40文字、PCのブラウザでは全角35文字が表示の目安で、それ以上の文字数になると「…」と表示されない可能性があります。できるだけ検索した人にコンテンツ内容を伝えるためにも、35文字以内に重要な言葉を配置しましょう。ここでのコツは、できるだけタイトルの最初に重要ワードを配置すること。人は左から右に文章を読むクセがあるので、できるだけ最初に重要ワードを置き、補助的な言葉は後に配置すると、文字数オーバー時の見切れ対策にもなります。

まとめ

2019年6月4日に、Google検索アルゴリズムの大型アップデートがありました。このアップデートにより、多くのサイトで検索結果の掲載順位に大きな影響が出ているようです。このように検索手段のほとんどがGoogleである以上、そのアップデートごとに影響を受ける可能性がありますが、Googleの評価は一貫して「ユーザーが快適かつ迅速に求めている情報にたどり着けるかどうか」です。

今回はテクニックを中心にご紹介しましたが、重要なことは変わらず「訪問者に有益な情報を提供するコンテンツをつくること」なので、マーケティングの本質でもある「ユーザーの立場に立つ」視点を忘れず、訪問者に最適なサイト制作を心がけましょう。

この訪問者のターゲティングおよびニーズの分析など、よろしければマーケティングプランとともに当社でお手伝いすることもできますので、お気軽にお声がけください。

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