データ分析支援サービス「Custella」全決済手段を網羅した消費データに対応

2023.08.07

三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大西 幸彦、以下「三井住友カード」)、株式会社日本総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷崎 勝教)、および株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下 弘記)は、三井住友カードが保有するキャッシュレスデータをもとに、日本全国の、現金やコード決済を含む全ての決済手段を網羅した消費データを算出する市場推計手法を共同開発いたしました。 本推計手法により算出した消費データは、三井住友カードが提供するデータ分析支援サービス「Custella」において8月1日より提供を開始いたします。

背景と狙い

三井住友カードは、かねてよりキャッシュレスデータを活用したデータ分析支援サービス「Custella」において、数多くの企業のマーケティング課題の解決をご支援してまいりました。一方、現金払いやコード決済、キャッシュレス決済の利用率が低いシニア層による消費行動も含めて分析したいとのご要望を数多くいただきました。

こうした声を受け、三井住友カードは、株式会社日本総合研究所および株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズの技術支援を受け、クレジットカードの決済データをもとに、決済手段に拘わらない日本全国の全ての消費データを算出する推計手法を確立しました。本推計手法の活用により、データ分析支援サービス「Custella」はキャッシュレスデータ分析を超え、全決済手段・全業種の消費データを網羅し、分析するサービスへと進化いたします。

提供価値の進化

本推計手法の確立により、現金払い・コード決済などを含めた業種別消費データが提供可能となります。本データを用いることで、お客さまは新規出店時の市場調査、既存店舗の市場シェア算出、シニア層を含めた購買傾向の可視化、エリア別の見込み客数の検討などにおいて、より実態に近い市場データを前提とした分析が提供可能となります。

共同開発による推計手法により、分析できるデータが増加(イメージ図)
  これまでのCustella これからのCustella
利用場面
  • 1,000万人以上のキャッシュレスデータ
  • 1,000万人以上のキャッシュレスデータと、各種統計データをもとに推計した、全国約1億人の推計消費データ
データ
  • 実消費データに基づいた消費傾向の分析
  • 顧客ペルソナ像の理解 など
  • 消費市場量に基づく新規出店計画の立案
  • エリア別の見込み客数算出 など

推計手法について

三井住友カードが保有する1,000 万人超のキャッシュレスデータをもとに、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が発表するキャッシュレス比率や国勢調査データ等の公的統計データ、さらに3 社の知見・ノウハウを持ち寄ったエリア別・業種別の補正値を掛け合わせることで、より実態に即した消費市場量を算出しております。

従来消費データとして用いられることが多かった家計調査年報データと比較し、算出元となるデータ量が圧倒的に多く、また月次でのデータ還元が可能であるため、より精緻かつ季節要因を反映した消費市場データを提供することができます。

三社の役割分担

三井住友カード ロゴ
  • 開発プロジェクト全体の統括
  • データ分析支援サービス「Custella」への推計データの実装、および企業への提供
日本総研 ロゴ
  • クレジットカード決済データにおける業種別バイアスの除去
ゼンリンマーケティングソリューションズ ロゴ
  • 日本各地域における特性を考慮した推計ロジックの構築

第一弾として「Custella Maps」サービスにおいて市場推計オプションを提供開始

消費分析地図サービス「Custella Maps」において、有償追加オプションとして本推計手法による消費データの提供を開始いたします。今後も各種「Custella」サービスへの実装を順次拡大して参ります。

①「Custella Maps」活用イメージ:消費実態に即した商圏を可視化!

「Custella Maps」ではキャッシュレスデータに基づいて人口分布では掴めない「集客が見込めるエリア」を可視化しております。今般の市場推計により、より消費の実態に即した商圏を可視化・検証できるようになりました。

これまでのCustella Maps:人口分布だけでは掴めない消費の多いエリアを可視化 → これからのCustella Maps:市場推計により現金やコード決済を含めた消費量を可視化(イメージ図)

②「Custella Maps」活用イメージ:任意のエリア・業種における消費量をすべて数値化!

本推計手法により算出した数値が消費動向そのものを示すこととなるため、これまでよりも「直感的に」商圏別の消費動向を把握できます。そのため、新規出店の際の売上予測や既存店のエリアシェア分析において数値的根拠としてお使いいただけます。

任意で選択したエリア内における、業種別の「推計消費額」、「推計購買回数」、「推計客数」などがすべて数値として算出可能!(イメージ図)

「CustellaMaps」サービスの商品概要

サービス名称 消費分析地図サービスCustella Maps アイコンCustella Maps」
サービス内容 「Custella Maps」は、決済データの特徴である正確な属性および購買データをもとに、商圏における顧客理解や出店戦略など、企業のマーケティング課題の解決をサポートする地図情報サービスです。
決済データから商圏エリア内の消費傾向を捉えることによって、新規出店や販売促進などの施策へと活かすことができます。
提供方法 毎月15日までのお申込みにより、最短翌月1日からご利用可能です。
お申込み完了後、ご利用IDとパスワードをメールにて通知いたします。ご利用通知に記載のURLよりWEBブラウザ上にてサービスをご利用いただきます。
申込み方法 弊社営業担当へご相談または以下のCustellaストアサイトよりお申込みください。
Custellaストア:https://custella-store.smbc-card.com/
※ Custella Mapsは法人向けサービスとなります。個人でのお申し込みはできませんのでご了承ください。
料金プラン
①ベーシックプラン
  • 料金:20万円/月(税抜)
  • 登録可能なアカウント数:5つ
②アカウント無制限プラン
  • 料金:30万円/月(税抜)
  • 登録可能なアカウント数:無制限
NEW市場推計オプション
  • 料金:5万円/月(税抜)
  • 上記①②いずれかのプランにお申し込み後、追加オプションとしてご選択ください
画面イメージ

「Custella」サービス全般についてのお問合せ

Custella サービス 総合案内サイト
https://www.smbc-card.com/camp/custella/index.html

Custella サービス お問い合わせ WEBフォーム
https://support.smbc-card.com/inq/custella

「Custella」について

「Custella」ピクト

三井住友カードは“Have a good Cashless.”という理念のもと、事業者と消費者の架け橋となり、双方に新たな価値を提供することを目的としてデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を提供しております。「Custella」では、年間20兆円を超えるキャッシュレスデータを活用し、個人・加盟店が特定できないよう統計化したうえで、さまざまな切り口で集計・見える化を行い、事業者のマーケティング活動、課題解決のサポートをしております。

「Custella」の概念図

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