エリアマーケティング事例 株式会社カーブスジャパン様

コンサルティング後、出店可能な商圏がグンと広がり、フランチャイズオーナー様、お客様、本部の全員の理想がかないました!

株式会社カーブスジャパン ロゴ

株式会社カーブスジャパン

Curvesは、地域に密着した女性限定の会員制の体操教室です。運動が苦手な女性、年齢による体力低下を心配されている女性がターゲットで、40代以上が会員の85%を占めています。30分のサーキットトレーニングを通じて、基礎代謝力の向上による健康づくりのプログラムを提供しています。2005年7月に東京品川区の戸越に第一号店をオープンして以来、全国に1014店舗、37万人の会員(2011年7月現在)に成長。今後も成長が期待されています。

どうしたら新たな店舗を出店できるのか、真剣に悩んでいました。

人物写真

営業推進部 営業企画室
室長:山木 現一 様

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営業推進部 営業企画室
室長:山木 現一 様

地域に密着した女性限定の会員制の体操教室で順調に全国展開をしているカーブスジャパン。店舗数が700店舗を超えるあたりから、有望な出店候補地が既存店舗の商圏と重なってしまう状況が生まれ、「2014年に1500店舗を目指す!」という目標がいきなり試練に立たされることになってしまったといいます。こうした危機から、次々と有力物件の出店を加速させることに成功した取組みについて、ご担当者の山木様に語っていただきました。

課題解決の鍵は何か教えていただけますか?

  • まず相談しましょう

    どうすればいいのか
    進め方をアドバイス
    してもらおう。

    私たちはMapinfo Professional(現:MapInfo® Pro)エリアマーケティングパックを導入し、出店候補地や出店余地を洗い出す取り組みをしました。

  • 一緒に進めよう

    経験豊富なスタッフが
    「やりたいこと」を
    サポートしてくれます。

    経験豊富なゼンリンマーケティングソリューションズさんに相談をするほうが効率的であるためコンサルティング契約を結びました。その結果、エリア分析のツボや、出店アドバイスをいただくことができ、私たちの仕事の生産性を高めることにつながり、大きな成功の鍵となりました。

  • 成果を出そう

    成果を出し続けるには
    皆さんの積極的な
    アプローチが必須です。

    結果、私たちとフランチャイズのオーナー様との温度差を埋める有効なツールとなりました。オーナー様側は複数店舗を運営して会員を獲得するメリットを、私たちはチェーン拡大のメリットを、そして会員様にはサービス向上というメリットが生み出せました。

課題:行きづまる出店戦略。機能しない既存のシステム。

カーブス店内の様子(写真)
カーブス店内の様子(写真)

カーブスは、地域密着型の体操教室だから、スポーツクラブやフィットネスクラブとはお客様のターゲットも立地も違うんです。むしろ、学習塾に近いかもしれません。『お買い物ついでに30分で健康づくり』というコンセプトを実現するために、ビジネス街やターミナル駅の繁華街の出店は避け、職住近接の下町や住宅地を中心に店舗を出してきました。

2005年にフランチャイズ権を獲得して以降、同年7月には品川区の戸越に日本1号店を開店。フランチャイズ展開を行い、2009年には700店舗を突破。順調に事業を拡大していました。 全国展開にあたり、当初想定した商圏は、店舗から500m程度と小さく設定していていたため、創業当時は、順調に出店しておりましたが、ちょうど700店舗を超えるあたりから出店戦略に狂いが生じてきました。 既存店舗のフランジャイズオーナーさんにとっては、自分の店舗の商圏に新しい店舗ができることは歓迎すべきことではありません。そのため有力な出店候補地は、既存店舗の商圏と重ならないところに出店する必要があります。ところが有力物件となりますと、必ずと言ってよいほど既存店舗との商圏がバッティングしてしまい、いったいどこに出店すればよいのか、判定基準がとても複雑になってしまい、本当に苦労いたしました。既に当社は他社製品のGISシステムを導入しておりましたが、機能しきれなくなったというのが正直なところです

解決:フランチャイズオーナー様、会員様、カーブスの3つのメリットが現実

店舗周辺の顧客とポテンシャルの関係をマップで表現
カーブス店内の様子(写真)

そうした中、GIS業界でも最老舗といわれるゼンリンマーケティングソリューションズ(以下、ZMS)さんとエリアマーケティングのコンサルティング契約を行い、現状のシステムやサービス内容の問題点の改善や的確なアドバイスをいただきました。私たちはMapInfo Professional(現:MapInfo® Pro)エリアマーケティングパックを導入し、ZMSさんと一緒に全国の会員の分布状況の分析を行いましたが、使い方だけでなく、エリア分析のツボ、出店のアドバイスまでコンサルティングを受けられたことが、大変参考になりました。

TBS系で先日放映された「がっちりマンデー」でも紹介されましたが、会員の住所をマップ上に展開し、実勢商圏を視覚化してみると、店舗から500m 程度と想像していた商圏は思いのほか広がりがあったことが明らかになりました。まだ重なっていないだろうと考えていた商圏は、実はすでに重なりがあちこちで発生していたのです。

店舗周辺の顧客分布とエリアのポテンシャルの相関関係をマップで見てみると、地域密着の店舗運営を行っていることもあって、会員とスタッフの絆は強く、新店舗が近くにオープンしたからといって、新しい店舗に会員が移籍する、という事実は想像以上に少なかったのです。フランチャイズ店舗のオーナーさんは、会員分布のマップを見て、以前理解していた狭い商圏にこだわらず、口コミでの会員獲得を広い範囲から得るメリットを理解したのだと考えています。 結果として、Mapinfo Professional(現:MapInfo® Pro)で作成した会員マップが、フランチャイズのオーナーさんと本部との共通理解を築くきっかけになったのです。その上、カーブスの店舗が増えることにより、会員様にとっては「近所に店舗が増える」というサービス向上も提供することができるようになり、私どもは危機を乗り越えるだけでなく、これまで以上の出店ペースを生み出すことが可能となりました。今後はオーナー様へ向けシェアMAPを提供し、私たちとオーナー様との温度差をなくし、双方が一体となった取組みに向けて展開予定です。

営業担当者より

カーブスジャパン様とのお付き合いが始まったきっかけは、GISを使った既存店の分析を1~2週間程度で実施しなければならない課題をご担当の山木様より相談いただいたところから始まりました。当時はとにかく急いで色々な対応をさせて頂いたことを思い出します。

それから山木様とご一緒に、カーブスジャパン様の店舗展開や既存店分析についての取り組みを始めとし、その他社内業務の効率化や異業種間のコラボレーションなど、多方面にわたりご提案させていただき、カーブスジャパン様の運営方針や今後の未来ビジョンを実現するお手伝いを行っております。これも、ひとえに、ご担当の山木様のお人柄に引っ張られ、出来たことではないかと思っております。私自身も大変に勉強になり、貴重な体験をさせていただいております。

現在は、オーナー様に向けたGISを使った出店・経営判断の出来るサイト構築を行っており、カーブスジャパン様の社内だけでなくFC企業様においてもGISが風土や文化として根付くようにご協力をより一層行って行きたいと思っております。

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