エリアマーケティング事例 プロロジス様

GISの導入によりお客様へ明確なデータ提示ができる様になったことで、より良いものとなりました。

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プロロジス ロゴ

プロロジス

プロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:山田御酒、世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、物流不動産のリーディング・グローバル企業として世界19カ国で事業を展開しています。2018年3月末時点で、計6,300万m2以上の物流施設を所有・運営・開発し、3PL、物流、小売、eコマースなど、約5,000社のカスタマーに最新鋭の物流施設をご利用いただいています。

日本国内ではこれまでに93棟、総延床面積約623万m2の物流施設を新規開発し(開発中を含む)、現在54棟、総延床面積として約410万m2の物流施設を運営および開発中です。また、約52万m2の物流施設の開発用地を所有しています。今後もお客様へのよりよいサービスと、環境に配慮したサステイナブルな、物流の効率化に貢献するための最新の物流施設を世界各地で展開してまいります。

定量的かつ客観的に判断できるような材料を整備しようとなったときに出会ったのがGISでした。

開発企画室 室長:村上 隆志様(画像)

開発企画室
室長:村上 隆志様

開発企画室 室長:村上 隆志様(画像)

開発企画室
室長:村上 隆志様

用地の開発にあたりGIS導入以前は、用地取得担当者が個人の勘と経験で、その土地で開発を行うべきかどうかの判断を行っておりました。 統一した基準もなく、お客様へ物件紹介をする際にもわかりやすいデータ作りができていない状況のなか、10年程前から開発の案件数も増えていき、定量的かつ客観的に判断できるような材料をもう少し整備しようとなったときに出会ったのがGISでした。

※ GIS・・・地理情報システム「Geographic Information System」の略

解決:GISの導入によりお客様へ明確なデータ提示ができる様になった

用地周辺の詳細データをマップで表現
用地周辺の詳細データをマップで表現

私たちがお客様へご紹介するような大型の施設は郊外へ建つことが多い為、現地に足を運んだ際に人の少なさに雇用面で人が集まるのかどうか心配をされることが多くあります。現地調査の結果、優れた物件であるといっても、それを説明するだけでは今まではあまり説得力がありませんでした。しかし、GISの導入により、たとえば「郊外でも車で15分圏内に大きな駅があり、10万人規模の市が3、4つあって87万人程住んでいる・・・」といった詳細なデータを抽出しお客様へ明確なデータ提示ができる様になったことで物件の紹介もしやすく、お客様の判断材料も増え、より良いものとなりました。

雇用面での周辺人口調査以外にも、配送面での自動車到達圏のシミュレーションでも多く利用をしております。たとえば、お客様から「関東に2拠点あり、取扱量が増えた為もう1拠点増やしたいが、どこがいいか?」とご相談を受けたときに既存の拠点からの120分の地図を重ねてどこをカバーするかなどお客様に応じて提案する際の資料作りにも非常に役立っております。

また、昨年に追加導入した未来統計のデータも多く活用をしております。その土地の開発がどう進むか、マンションがどう建つかによって5分圏内の人口に大きな影響がある為、未来統計の予測値は非常に重要だと考えております。入居企業様は賃貸型とはいえ一度大型の施設に入られるとそこに設備を導入し、雇用をして5年、10年と事業を継続していかれます。お客様にとっては長く借りるという判断をする上でも助けになるかと思います。 私たちとしても、10年先、20年先まで企業様が安心して事業展開をしていけるよう、きちんと責任をもって物件をご紹介できるという面でも、この未来統計は非常に意味のあるデータだと思っております。

ここ数年で利用頻度や社員が目にする機会も増えてきております。やはり周辺人口、自動車到達圏などが目に見えてわかる為、社員の意識も変わってきております。こういうものが頭の中にイメージされた中でお客様へ説明をしたり、実際に土地を見に行ったり、他の物件との比較をしたりできる為、GISを通じて私たちのレベルも上がっていきますし、非常に勉強になっています。今後も今まで同様の使われ方ではありますが、私たちとしてはより必要に、むしろあって当たり前のものになっていくことと思います。

営業担当者より

プロロジス村上様は引継ぎでの営業担当として私が入社間もないころから大変お世話になっており、思い入れの強いお客様です。

また、未来統計のご利用目的が10年20年先の雇用確保を見据えた施設開発ということで、入居企業様に対する責任感はさすがという印象です。物流施設といった大規模開発ならではの視点で、社内からの注目度も高いものとなっております。まだまだご要望に対して100%即答ができているわけではなく、私の方が日々、勉強をさせていただいている立場で恐縮ですが、これからも末永くお付き合いができればと思っております。

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