サイト制作時のSEO対策の基本について(サイト内構成)

2019.07.17

SEO対策を行う上で大切なことのひとつにサイト品質の向上があります。良質なコンテンツ制作も検索順位向上には大切ですが、SEO対策としては不十分です。サイトの構成を含めた全体最適化を意識しましょう。

そこで今回は、Googleの検索エンジン対策として、これまでに効果のあったSEO対策のうち、サイト内構成に関する内容をピックアップしてご紹介します。

サイト内の構成をシンプルに

検索エンジンはわかりやすいサイトを評価します。そのため、サイトの構成はできるだけシンプルにしましょう。
Googleは、サイトを評価するために、まずサイト内を巡ってインデックス処理(Webページの登録)を行います。ところがここでサイト構成が複雑な場合は、サイト内を十分にクロールできず、インデックス処理されない可能性があります。それではせっかく作ったコンテンツもサイト自体も評価されなくなってしまうため、以下の項目を参考に、わかりやすいサイトおよびコンテンツの制作を心がけましょう。

パンくずリストの設置

パンくずリストとは、訪問者に対し、今サイト内のどこにいるかを視覚的に示す表示です。童話「ヘンゼルとグレーテル」の中で、主人公の兄弟が森で迷子にならないよう自分たちが歩いてきた道にパンくずを置いたエピソードが語源となっています。パンくずリストを設置すると、訪問者だけでなくGoogleにとっても構造がわかりやすくなり、効率的なインデックス処理が期待できます。サイトが成長し、ページ数も増えてきた場合は、合わせてサイトマップの設置も検討しましょう。

パンくずリスト

コンテンツ内容が薄いページは「noindex」処理を

検索エンジンがサイト内を評価するにあたり、極端に文字や画像が少なく内容が薄いページは低品質とみなされる場合があります。入力フォームやお問い合わせページなど、サイト内に必要であっても明らかに掲載内容が少ないページがある場合は、htmlに「noindex」と記載しておきましょう。記載することで、Googleにインデックスされず、低品質なページがあるサイトだと評価されることを防ぎます。

noindex

htmlの記述はシンプルにわかりやすく

サイト構成に合わせ、コンテンツ内の構成もわかりやすくしましょう。Googleにどこが重要な内容かわかりやすくすべく、見出しや小見出しをH1やH2で統一して記述するなど、わかりやすいhtml記述を心がけましょう。わかりやすい見出し表現はGoogleだけでなく、訪問者にも理解を促します。

わかりやすいHTMLの記述

テキスト情報の充実を

Googleをはじめとする大型の検索エンジンは、画像ではなくテキストを解析している傾向があります。そのため、コンテンツ内の画像が何の画像であるか解析しやすいよう、画像の内容を説明する「alt属性」をhtmlに記述しておきましょう。alt属性を記述することは、Googleに適切な画像かどうか示すとともに、コンテンツの音声案内や画像検索結果での上位表示にも役立ちます。できるだけ簡潔に記載し、Googleに理解されやすいサイトを目指しましょう。

サイト表示速度の最適化

サイト内の表示速度も評価の対象です。表示に時間がかかればかかるほどユーザーの直帰率が増え、訪問者にとって有用でないサイトと見なされてしまいます。いくらわかりやすい画像を設置しても、表示に時間がかかってしまっては優良なページと判断されにくくなってしまいますので、画像は圧縮をかけるなど表示速度を意識したサイト制作を心がけましょう。動画やアニメーションなどを用意する場合も同様に配慮し、Googleからの評価だけでなく、訪問者が快適に閲覧できる環境を用意しましょう。

まとめ

サイト制作時に有効となるSEO対策についてご紹介しました。Googleの検索アルゴリズムは変動が大きく、開発担当者を悩ませているかもしれません。しかしGoogleが一貫して評価しているのは「ユーザーが快適かつ迅速に求めている情報にたどり着けるかどうか」です。そのため、Googleにも訪問者にもわかりやすいサイト作成を心がけることが、結果的に検索エンジンからも評価されます。

マーケティングの本質でもある「ユーザーの立場に立つ」視点を忘れず、訪問者に最適なサイト制作を心がけましょう。

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