【DM発送】まだ社内で消耗してる?
コスト削減と効果UPを両立する全知識
最終更新日:2025/07/08
目次
- あぁ、またDM発送の時期か…
- 他の企画も進めなきゃいけないのに、宛名貼りだけで一日が終わってしまう…
- 正直、この作業ってコア業務じゃないよな。でも誰かがやらないと…
- しかも、結構コストもかかるし。本当に費用対効果、合ってるのかな?
もしあなたが今、DM(ダイレクトメール)の発送業務に対して、こんな風に感じているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。
この記事では、企業のマーケティング活動において依然として重要な役割を担うDM発送について、その基本からコスト削減の秘訣、効果を高めるコツ、そして「もう社内では限界!」と感じている方への最終手段とも言える「DM発送代行サービス」の活用法まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはDM発送に関するモヤモヤとした悩みから解放され、
- なるほど、こうすればコストを抑えられたのか!
- もっと効率的に、効果的なDMを送る方法があったんだ!
- DM発送はプロに任せて、自分はもっと重要な仕事に集中しよう!
と、具体的な次のアクションが見えているはずです。
特に、「コスト削減」と「業務効率化」は、多くの企業担当者にとって喫緊の課題でしょう。この記事では、その課題を解決するための具体的なノウハウを、惜しみなくお伝えします。DM発送業務に忙殺される日々から抜け出し、より戦略的なマーケティング活動に時間を使うための第一歩を、ここから踏み出しましょう。
そもそもDM発送とは?基本をおさらい
- DM発送って、具体的にどんなことをするの?
- 今さら聞けないけど、なんでDMってまだ有効なの?
まずは基本に立ち返り、DM発送の役割や流れについて確認していきましょう。意外な発見があるかもしれませんよ。
DMの役割と重要性(なぜ今もDMが有効なのか)
デジタルマーケティング全盛の時代にあって、「紙媒体のDMはもう古いのでは?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、DMにはデジタルにはない独自の強みがあり、依然として多くの企業にとって重要なマーケティングツールであり続けています。
- 手元に残り、視覚に訴える力
メールのように流し読みされたり、他の情報に埋もれたりしにくく、物理的に手元に残ることで、繰り返し見てもらえる可能性があります。デザインや紙質でブランドイメージを伝えやすいのも特徴です。
- ターゲットへの直接的なアプローチ
住所という確実な情報に基づいて、狙った顧客層に直接メッセージを届けられます。Web広告ではリーチしにくい層にも有効です。
- 高い開封率・反応率
一般的に、Eメールよりも開封率が高いと言われています。特に、既存顧客向けのDMや、魅力的なオファーが付いたDMは、高い反応が期待できます。
- 特別感の演出
「あなただけに」というパーソナルなメッセージを伝えやすく、顧客との良好な関係構築(CRM)に役立ちます。Webサイトへの誘導や、実店舗への来店促進など、他の施策との連携も効果的です。
もちろん、やみくもに送っても効果は出ません。しかし、目的とターゲットを明確にし、戦略的に活用することで、DMは強力な武器となり得るのです。
DMの種類と目的
一言でDMと言っても、その目的によって様々な種類があります。あなたの会社では、どのような目的でDMを送っていますか?
DMの種類 | 主な目的 | 具体例 |
---|---|---|
販促DM | 商品・サービスの購入促進、売上向上 | セール案内、新商品紹介、クーポン付きカタログ、キャンペーン告知 |
顧客維持DM | 既存顧客との関係維持・強化、リピート促進 | 会報誌、情報誌、誕生日カード、利用状況に応じた特典案内 |
新規顧客獲得DM | 見込み客へのアプローチ、認知度向上 | 会社案内、サービス紹介パンフレット、展示会・セミナー案内 |
情報提供DM | 顧客への有益な情報提供、ブランディング | 業界レポート、お役立ち情報誌、重要なお知らせ |
アンケートDM | 顧客満足度調査、ニーズ把握 | アンケート用紙、Webアンケートへの誘導 |
これらの目的を達成するために、DMの内容やデザイン、発送タイミングなどを最適化していく必要があります。
DM発送の主な流れ(企画→デザイン→印刷→宛名→封入→発送)
では、実際にDMを発送するには、どのような工程が必要なのでしょうか。社内でDM発送を行っている担当者は、日々これらの業務に奮闘していることでしょう。
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企画
- 目的設定(何を達成したいか?)
- ターゲット選定(誰に送るか?)
- コンセプト決定(何を伝えるか?)
- 予算策定
- スケジュール決定
- 効果測定方法の決定
-
デザイン・原稿作成
- キャッチコピー作成
- 本文ライティング
- デザイン制作(レイアウト、画像選定など)
- 封筒デザイン
- 校正・修正
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印刷
- 印刷会社選定
- 用紙選定
- 色数、部数決定
- 印刷・加工
- 納品
-
宛名作成・リスト準備
- 発送リスト作成・抽出
- 宛名データ作成
- 宛名ラベル印刷 or 宛名印字
- (必要であれば)リストクリーニング
-
封入・封緘(ふうかん)
- 印刷物、同封物の準備
- 折り作業(必要な場合)
- 封筒への封入
- 封緘(のり付け)
-
発送
- 発送方法選定(郵便、ゆうメール、メール便など)
- 郵便局や配送業者への持ち込み or 集荷依頼
- 料金支払い
(※この後、効果測定や不着DMの処理なども発生します)
…いかがでしょうか?改めて見ると、非常に多くの工程があることがわかります。「DM発送」と一言で言っても、企画から発送完了まで、かなりの時間と労力がかかる作業なのです。
DM発送、主な方法とその特徴は?【徹底比較】
これらの複雑な工程を、すべて自社で行うべきなのでしょうか?それとも、外部の力を借りるべきなのでしょうか?DM発送の主な方法として、「自分で発送する場合(社内完結)」と「発送代行を利用する場合」のメリット・デメリットを比較してみましょう。
自分で発送する場合(社内完結)
「ウチは昔から、全部自分たちでやってるよ」という会社も多いでしょう。特に、発送通数が少ない場合や、セキュリティ上の理由で外部にデータを出しにくい場合などに選択されます。
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メリット
- 自由度が高い
デザイン、タイミング、細かい仕様などを自社の都合に合わせて完全にコントロールできます。
- ノウハウの蓄積
社内にDM発送に関する知識や経験が蓄積されます。
- 外部コストの抑制
代行手数料などの外部費用がかかりません(ただし、人件費は見えにくいコストとして発生します)。
- 自由度が高い
-
デメリット
- 手間と時間がかかる
上記の「DM発送の流れ」で見たように、非常に多くの作業工程があり、担当者の時間を大幅に奪います。コア業務に支障が出ることも。
- 人件費がかかる
作業時間分の人件費が発生します。残業代なども含めると、思った以上のコストになっている可能性があります。
- 専門知識や設備の不足
効果的なデザインのノウハウ、効率的な印刷や発送方法の知識、大量作業に必要な設備(プリンター、封入機など)が不足している場合があります。
- 品質のばらつき
担当者のスキルや経験によって、印刷品質や封入ミスなどにばらつきが出やすくなります。
- セキュリティリスク
宛名データの管理・運用体制が整っていない場合、情報漏洩のリスクがあります。
- 手間と時間がかかる
発送代行を利用する場合
「もう、自分たちでやるのは限界…」と感じ始めたら、DM発送代行サービスの利用を検討するタイミングかもしれません。これは、DM発送に関わる業務の一部または全部を、専門業者に委託する方法です。
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メリット
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コスト削減
- 人件費削減
社員がDM発送作業に費やしていた時間を、本来の業務に充てられます。
- 発送費削減
大量発送によるボリュームディスカウントが適用され、自社で発送するより発送料金が安くなるケースが多いです。
- 印刷費削減
印刷もまとめて依頼することで、コストを抑えられる場合があります。
- 人件費削減
- 時間と手間の大幅削減
面倒な印刷、宛名印字、封入、発送手続きなどをすべて任せられるため、担当者の負担が激減します。
- プロ品質
専門業者ならではのノウハウや設備により、高品質な印刷、正確な封入、最適な発送方法の提案などが期待できます。
- セキュリティの確保
プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているなど、セキュリティ体制が整った業者を選べば、個人情報の取り扱いも安心です。
- 柔軟な対応
急な発送依頼や、複雑な封入作業などにも対応してもらえる場合があります。
- 付加価値の高い提案
デザインの改善提案や、効果測定、リストメンテナンスなど、発送業務以外のサポートを受けられることもあります。
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コスト削減
-
デメリット
- 費用が発生する
当然ながら、代行手数料がかかります。
- 業者選定の手間
信頼できる適切な業者を選ぶ手間がかかります。
- コミュニケーションコスト
業者との打ち合わせや指示出しなど、コミュニケーションが必要です。
- 情報漏洩リスク(業者選定ミスの場合)
セキュリティ意識の低い業者を選んでしまうと、情報漏洩のリスクがあります。
- 費用が発生する
代行手数料がかかるのは確かですが、人件費の削減や郵送費の割引などを考慮すると、トータルコストでは安くなるケースも少なくありません。その費用対効果をしっかり見極めることが重要です。
気になるDM発送の費用、相場はどのくらい?
- 代行を利用するとコスト削減できる可能性があるのは分かったけど、実際いくらくらいかかるの?
これは、担当者として最も気になるところですよね。DM発送にかかる費用の内訳と、コストを抑えるためのヒントを見ていきましょう。
DM発送にかかる費用の内訳
DM発送の費用は、様々な要素の組み合わせで決まります。主な内訳は以下の通りです。
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企画・デザイン費
- DMのコンセプト設計やデザイン制作を外部に依頼する場合に発生します。料金はデザイナーや制作会社のスキル、作業範囲によって大きく異なります。社内で行う場合は、担当者の人件費がかかります。
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印刷費
- DM本体(チラシ、パンフレット、ハガキなど)や封筒の印刷にかかる費用です。
- 影響する要素紙の種類・厚さ、サイズ、色数(フルカラーかモノクロか)、印刷部数、加工(折り、PP加工など)
- 一般的に、部数が多いほど1部あたりの単価は安くなります。
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宛名印字・ラベル費
- DMに宛名を印字したり、宛名ラベルを作成・貼付したりする費用です。
- 影響する要素印字方法(DM本体へ直接印字、ラベル印刷)、データ処理費
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封入・封緘費
- 印刷物などを封筒に入れる作業(封入)と、封をする作業(封緘)にかかる費用です。
- 影響する要素同封物の点数、封入物の形状(複雑だと高くなる)、機械封入か手封入か
- 発送代行業者に依頼する場合、1点あたり数円~十数円が目安ですが、仕様により変動します。
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発送費(送料)
- DMを最終的に顧客へ届けるための発送料金です。DM発送コストの中で大きな割合を占めることが多いです。
- 影響する要素発送方法(郵便かメール便か、どのサービスか)、サイズ、重量、通数、エリア
- 発送代行業者を利用すると、ボリュームディスカウントが適用され、自社で発送するより安くなる可能性があります。
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(代行を利用する場合)代行手数料
- 上記のような作業を代行業者に依頼する場合にかかる費用です。業者によって料金体系は様々ですが、作業内容に応じて単価が設定されていることが多いです。リスト管理や効果測定などの付加サービスには別途費用がかかる場合もあります。
これらの費用項目を把握し、どこでコストがかかっているのか、どこを削減できそうかを見極めることが重要です。
主な発送方法の料金比較(郵便 vs メール便)
DM発送費の中で大きなウェイトを占める「送料」。どの発送方法を選ぶかで、コストは大きく変わってきます。代表的な「日本郵便」と「各社メール便」の特徴と料金を見てみましょう。(※料金は変動する可能性があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください)
日本郵便の主なサービス
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定形郵便・定形外郵便(第一種郵便物)
- 特徴信書(請求書など特定の文書)を送れる、全国均一料金、比較的配達が早い。
- 料金重量制。定形郵便(50g以内110円~)、定形外郵便(規格内・規格外で異なる)。
- メリット信書が送れる、信頼性が高い。
- デメリットメール便に比べて料金が高めになることが多い。
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ゆうメール
- 特徴冊子(カタログ、パンフレットなど)や電磁的記録媒体(CD/DVD)などを安価に送れる。信書は送れない。
- 料金重量制。サイズ規定あり。
- メリット定形外郵便より安価になる。
- デメリット送れる内容物に制限ある。配達日数が郵便よりかかる場合がある。
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広告郵便
- 特徴同一内容の販促用印刷物を2,000通以上同時に発送する場合などに適用される割引制度。
- 料金定形郵便物、定形外郵便物から割引(割引率は通数や条件による)。
- メリット大量発送の場合、大幅なコスト削減が可能。
- デメリット事前申請や条件(形状、内容など)がある。
各社メール便サービス(例:地域特化型メール便など)
- 特徴郵便より安価な料金設定が多い。信書は送れない。各社でサービス内容(サイズ、重量、配達エリア、追跡可否など)が異なる。
- 料金各社独自の料金体系(サイズ別、エリア別、契約内容による変動など)。一般的に郵便より安価な傾向。
- メリット料金が安い場合が多い。追跡サービスが付いている場合がある。
- デメリット信書は送れない。配達日数が郵便よりかかる場合がある。エリアによっては利用できない場合がある。不着が増える。
発送代行業者に依頼すれば、これらの複雑な料金体系の中から、発送物の仕様や量、納期、エリアなどを考慮して、最もコスト効率の良い発送方法を提案・手配してくれます。これは大きなメリットと言えるでしょう。
コストを抑えるためのヒント
DM発送のコストを少しでも抑えるために、今日からできること、検討すべきことをいくつかご紹介します。
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発送方法の最適化
- 発送物のサイズや重量を規定内に収める(例: ゆうメールのサイズを超えないようにデザインする)。
- 発送通数に応じて、広告郵便やメール便の利用を検討する。
- 納期に余裕があれば、より安価な発送方法を選ぶ。
- 発送エリアによって料金が変わる場合は、エリアを絞るなどの工夫も。
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印刷仕様の見直し
- 本当にフルカラーである必要があるか?色数を減らす。
- 紙の厚さや質を少し下げる(ただし、安っぽくならないよう注意)。
- 大量印刷で単価を下げる(年間の必要部数をまとめて印刷するなど)。
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宛名リストの精度向上
- 不着DMを減らす! これが地味ながら非常に重要です。転居先不明などで届かないDMは、印刷費も送料もすべて無駄になってしまいます。
- 定期的にリストクリーニング(住所変更・転居情報の更新、重複削除など)を行う。
- 発送代行業者の中には、不着情報をデータ化し、次回のリストに反映してくれるサービスもあります。
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封入作業の効率化
- 同封物を減らす、シンプルな形状にするなど、作業しやすい仕様にする。
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発送代行の活用
- 前述の通り、発送費のボリュームディスカウントは大きな魅力です。
- 印刷から発送までワンストップで依頼することで、トータルコストを抑えられる可能性があります。
- 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
コスト削減は、小さな工夫の積み重ねと、最適なパートナー選びが鍵になります!
もう失敗しない!効果的なDM発送のコツ
コストを抑えることも重要ですが、DMを送るからには、しっかりと「効果」を出したいですよね。せっかく時間とお金をかけて送るDM、無駄打ちにならないためのポイントを押さえておきましょう。
目的とターゲットを明確にする
「誰に」「何を伝えて」「どうなってほしいのか」を徹底的に考えることが、DM成功の第一歩です。
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目的の明確化
- 今回のDMで達成したいゴールは?(例: 新商品の購入、セミナーへの申し込み、Webサイトへのアクセス、ブランド認知向上など)
- 具体的なKPI(重要業績評価指標)を設定しましょう(例: 反応率〇%、売上〇〇円など)。
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ターゲットの明確化
- DMを送る相手はどんな人?(例: 年齢、性別、居住地、購買履歴、興味関心など)
- ターゲットの悩みやニーズは何か?
- ターゲットに響くメッセージは何か?
- ペルソナ設定: ターゲット像をより具体的に「見える化」するペルソナ設定は、DMの企画・制作において非常に有効です。例えば『健康意識の高い50代女性、〇〇に悩んでいる、情報収集は雑誌や口コミが多い…』といった具体的なペルソナを設定することで、刺さるメッセージやデザインが見えてきます。
目的とターゲットがブレていると、どんなに立派なDMを作っても効果は期待できません。
「開封される」デザイン・クリエイティブの工夫
DMは、まず手に取ってもらい、開封してもらわなければ意味がありません。数多くの発送物に埋もれず、「おっ?」と思わせる工夫が必要です。
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魅力的なキャッチコピー
- 封筒やDMの冒頭で、ターゲットの興味関心を引きつけ、ベネフィット(読むことで得られる価値)を伝える言葉を考えましょう。
- 「限定」「無料」「〇〇でお悩みの方へ」などのキーワードも効果的です。
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封筒デザインの工夫
- 色、形状、素材、窓あき加工などで、他の郵便物との差別化を図ります。
- 透明封筒で中身をチラ見せするのも有効な手法です。
- 手書き風の宛名やメッセージで親近感を出すことも。
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読みやすく、魅力的な誌面デザイン
- ターゲットに合わせたテイスト(高級感、親しみやすさ、信頼感など)。
- 写真やイラストの効果的な活用。
- 情報の優先順位をつけ、メリハリのあるレイアウト。
- 文字サイズや行間など、読みやすさへの配慮。
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強力なオファー(特典)
- 割引クーポン、限定プレゼント、無料サンプル、セミナーへの無料招待など、ターゲットが「行動したい」と思う魅力的な特典を用意しましょう。
- 限定性(〇名様限定、〇日まで)や緊急性(今すぐ!)を演出するのも効果的です。
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パーソナライズ
- 宛名だけでなく、本文内にも顧客の名前を入れたり、購買履歴に基づいておすすめ商品を変えたりするなど、「あなただけへのメッセージ」感を出すことで、反応率は格段に上がります。
最適なタイミングで発送する
どんなに良いDMでも、送るタイミングが悪ければ効果は半減してしまいます。
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顧客の行動パターンを考慮する
- 商品やサービスが検討・購入されやすい時期はいつか?(例: ボーナス時期、季節の変わり目、イベント前など)
- ターゲットがDMをゆっくり見やすい曜日はいつか?(一般的に、週明けより週後半、休日前のほうが読まれやすいと言われます)
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季節性やイベントに合わせる
- 母の日、父の日、クリスマス、お中元、お歳暮など、イベントに合わせた企画。
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キャンペーンやセール時期に連動させる
- Web広告や店頭キャンペーンと連動させることで、相乗効果が期待できます。
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顧客のライフサイクルに合わせて送る
- 初回購入後のサンキューDM、しばらく購入のない休眠顧客への掘り起こしDMなど。
最適なタイミングを見極めるには、過去のデータ分析や顧客理解が不可欠です。
効果測定と改善を繰り返す(PDCA)
DMは「送って終わり」ではありません。効果を測定し、その結果を分析して次の施策に活かす「PDCAサイクル」を回すことが、成功への近道です。
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効果測定の方法
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反応率(レスポンス率): DM経由での購入、問い合わせ、資料請求、Webサイトアクセス、クーポン利用などの割合。
測定方法の例専用申込番号、専用電話番号、QRコード、クーポンコード、ランディングページへのアクセス計測など。 - コンバージョン率(CVR): 反応があった人のうち、最終的な成果(購入など)に至った割合。
- 費用対効果(ROI): DM施策にかかった費用に対して、どれだけの利益が得られたか。
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反応率(レスポンス率): DM経由での購入、問い合わせ、資料請求、Webサイトアクセス、クーポン利用などの割合。
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A/Bテストの実施
- キャッチコピー、デザイン、オファー内容、発送タイミングなどを2パターン以上用意し、どちらがより効果的かをテストします。
- これにより、効果の高いクリエイティブや手法を見つけ出すことができます。
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結果の分析と次回への活用
- なぜ効果が出たのか(出なかったのか)を分析し、改善点を見つけます。
- 成功パターンは継続・発展させ、失敗パターンは改善または中止します。
- 効果測定って、結構手間がかかりますよね。専用の番号を用意したり、QRコードからのアクセスを集計したり…。これも、発送代行業者によっては、効果測定や分析レポートまでサポートしてくれる場合があります。これもプロに任せるメリットの一つと言えるでしょう。
DM発送のよくある悩みと解決策【担当者必見】
ここまでDM発送の基本やコツを見てきましたが、実際の現場では様々な悩みが発生します。「ウチもこれ、困ってるんだよな…」という声が聞こえてきそうです。ここでは、よくある悩みとその解決策を具体的に見ていきましょう。
「とにかく時間がない!通常業務を圧迫する…」
これは、DM発送を社内で行っている担当者が抱える最も大きな悩みではないでしょうか。
- DM作業に追われて、本来やるべき市場調査や新しい企画立案の時間が、どんどん削られていませんか?
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悩み
- DMの企画から発送まで、やることが多すぎる。
- 特に宛名貼りや封入などの単純作業に時間がかかり、残業の原因に。
- 繁忙期には他の業務が完全にストップしてしまう。
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解決策
- 作業のアウトソース(発送代行の活用)
時間のかかる印刷、宛名処理、封入、発送作業をプロに任せることで、担当者は企画や効果測定など、より戦略的な業務に集中できます。
- 部分的なアウトソース
まずは負担の大きい封入・発送作業だけを委託するなど、段階的に導入することも可能です。
- ツールの活用
宛名管理ソフトなどを活用して、リスト作成の手間を軽減する。
「コストがかかりすぎる!費用対効果が見合わない…」
時間だけでなく、コストの問題も深刻です。
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悩み
- 印刷費や発送費が思った以上にかさむ。
- 人件費を含めると、トータルコストが把握しきれていない。
- 効果測定ができていないため、費用対効果が不明確。
解決策- 発送方法の見直し
郵便、ゆうメール、メール便などを検討する。
- 印刷コストの削減
仕様(紙質、色数)を見直す、大量印刷で単価を下げる。
- 発送代行業者によるコスト削減
発送費のボリュームディスカウントを活用する。印刷もまとめて依頼し、トータルコストを比較する。
- 効果測定の実施
DMの費用対効果を可視化し、無駄な施策はやめる、効果的な施策に予算を集中させる。
- 成功事例を参考に
実際にコスト削減に成功した企業の事例(後述)を参考に、自社で応用できる点を探す。
「宛名リストの管理が大変!不着が多くて無駄が多い…」
せっかく作成したDMが届かない「不着」。これはコストの無駄だけでなく、顧客情報の管理体制にも問題があるサインかもしれません。
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悩み
- 顧客情報の更新が追いつかず、古い住所のまま発送してしまう。
- 転居先不明などで大量のDMが返送されてくる。その処理も大変。
- 重複データが多く、同じ人に何通も送ってしまう。
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解決策
- 顧客自身による情報更新の促進
Webサイトのマイページなどで、顧客が自分で住所変更できる仕組みを作る。
- 発送代行業者によるリストメンテナンス
発送後の不着情報をデータ化し、次回のリストに反映してくれるサービスを活用する。これにより、リストの精度が向上し、無駄な発送コストを削減できます。
- 顧客自身による情報更新の促進
「デザインや印刷もクオリティを上げたいけど、ノウハウがない…」
DMの効果を高めるには、デザインや印刷の品質も重要ですが、社内に専門知識がない場合もあります。
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悩み
- いつも同じようなデザインでマンネリ化している。
- もっとターゲットに響くデザインにしたいが、どうすればいいか分からない。
- 印刷の知識がなく、業者とのやり取りが難しい。仕上がりがイメージと違うことも。
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解決策
- デザイン・印刷も依頼できる代行業者を選ぶ
DM発送代行業者の中には、企画・デザイン段階から相談に乗ってくれるところもあります。プロの視点からの提案を受けることで、より効果的なDMを作成できます。
- テンプレートの活用
デザインテンプレートを提供している印刷サービスなどを利用する。
- 外部デザイナーへの依頼
デザインのみを専門のデザイナーに依頼する。
- デザイン・印刷も依頼できる代行業者を選ぶ
「個人情報の取り扱いが不安…」
顧客リストは重要な個人情報です。その取り扱いには細心の注意が必要です。
-
悩み
- 社内のデータ管理体制に不安がある。
- 外部にリストデータを渡すのが怖い。情報漏洩が心配。
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解決策
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セキュリティ体制が整った業者を選ぶ
- プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているか?
- データの受け渡し方法(専用システム、暗号化など)は安全か?
- 社内の情報管理体制(アクセス権限、ログ管理など)はどうなっているか?
- 契約書で個人情報の取り扱いに関する条項をしっかり確認する。
- 信頼できる業者を選定することが、情報漏洩リスクを最小限に抑える鍵となります。
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セキュリティ体制が整った業者を選ぶ
これらの悩み、一つでも当てはまるものがあれば、DM発送のやり方を見直す良い機会かもしれません。そして、その解決策として「DM発送代行」が有力な選択肢となるのです。
救世主!?DM発送代行サービス徹底活用ガイド
- DM発送代行、なんだか良さそうだけど、もっと詳しく知りたい!
そんな声にお応えして、DM発送代行サービスのメリットや選び方について、さらに深掘りしていきましょう。
DM発送代行とは?改めてメリットを整理
DM発送代行サービスとは、企業や団体に代わって、DM発送に関わる様々な業務を請け負ってくれるサービスです。そのメリットを改めて整理すると…
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コスト削減効果
- 人件費の大幅削減
面倒な作業から解放され、社員はコア業務に専念できます。
- 郵送費の削減
業者によっては、日本郵便の広告郵便割引や、独自のメール便契約によるボリュームディスカウントで、自社発送より送料を安く抑えられます。
- 印刷費の削減
印刷もまとめて依頼することで、スケールメリットによるコストダウンが期待できます。
- 人件費の大幅削減
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時間創出(コア業務への集中)
DM発送にかかっていた膨大な時間を節約し、より生産性の高い業務(商品開発、マーケティング戦略立案、顧客対応など)にリソースを集中できます。
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プロ品質の実現
高品質な印刷、正確でスピーディーな封入作業、最適な発送方法の選定など、専門業者ならではのノウハウと設備で、DMの品質向上に貢献します。
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セキュリティ向上
Pマーク取得企業など、個人情報管理体制が整備された業者に依頼することで、情報漏洩リスクを低減し、安心して顧客データを預けられます。
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ワンストップ対応の利便性
企画・デザインから印刷、宛名処理、封入、発送、さらには効果測定やリストメンテナンスまで、一連の業務を一つの窓口で依頼できる業者もあります。これにより、業者間の調整や管理の手間が省け、業務がスムーズに進みます。
まさに、DM発送業務における「救世主」となり得る存在なのです。
どんな業務を依頼できる?サービス範囲を確認
DM発送代行業者に依頼できる業務は多岐にわたります。自社の課題やニーズに合わせて、依頼する範囲を選びましょう。
- 企画・コンサルティング
DMの目的設定、ターゲット分析、コンセプト立案、効果的な施策提案など
- デザイン・クリエイティブ制作
DM本体、封筒のデザイン、コピーライティングなど
- 印刷
チラシ、パンフレット、ハガキ、封筒などの印刷、加工
- 宛名印字・ラベル貼付
DM本体や封筒への宛名印字、宛名ラベルの印刷・貼付
- データ処理・リストメンテナンス
宛名データの入力・加工、重複チェック、不着情報の反映、リストクリーニングなど
- 封入・封緘
印刷物や同封物の封入、封緘作業(機械封入、手封入)
- 発送代行
最適な発送方法(郵便、メール便など)の選定と手配、郵便局や配送業者への持ち込み・差出し
- 効果測定・分析
反応率などのデータ集計、分析レポート作成
- 資材保管
DM本体や封筒などの在庫保管
業者によって対応範囲は異なります。「どこからどこまで任せたいのか」を明確にして、ニーズに合った業者を選びましょう。
失敗しない!DM発送代行業者の選び方5つのポイント
- じゃあ、どうやって良い業者を選べばいいの?
数あるDM発送代行業者の中から、自社に最適なパートナーを見つけるための重要なポイントを5つご紹介します。
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Point 1実績と信頼性
- 創業年数や取引実績は豊富か?
- 自社と同じ業種や、同程度の規模の企業のDM発送実績があるか?(事例を確認しましょう)
- Webサイトや口コミなどで、信頼性を確認できるか?
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Point 2対応範囲と柔軟性
- 自社が依頼したい業務範囲(例印刷から? 封入から? デザインから?)に対応しているか?
- 小ロットや短納期、急な仕様変更などにも、柔軟に対応してくれるか?
- 複雑な封入作業(複数の同封物、特殊な形状など)は可能か?
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Point 3料金体系とコスト削減効果
- 料金体系は明確か?(作業ごとの単価、セット料金など)
- 見積もりは詳細で分かりやすいか?(不明瞭な項目はないか?)
- 発送費のボリュームディスカウントは期待できるか?(具体的な割引率を確認)
- トータルコストで、自社運用と比較してメリットがあるか?
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Point 4セキュリティ体制
- プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているか?(個人情報保護体制の信頼性の目安)
- データの受け渡し方法(専用システム、暗号化通信など)は安全か?
- 作業場所のセキュリティ管理は徹底されているか?
- 秘密保持契約(NDA)を締結できるか?
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Point 5サポート体制
- 専任の担当者が付いてくれるか?(窓口が一本化され、スムーズな連携が可能)
- 問い合わせへのレスポンスは早いか?
- コミュニケーションは円滑か?(丁寧なヒアリング、的確な提案)
- トラブル発生時の対応体制は整っているか?
- 発送後のアフターフォロー(不着DMの処理など)はあるか?
見積もり依頼時のチェックポイント
気になる業者が見つかったら、まずは見積もりを依頼してみましょう。その際に、スムーズに進めるためのポイントと、確認すべき項目をまとめました。
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伝えるべき情報
- DMの目的とターゲット
何のために、誰に送りたいのか?
- 発送物の仕様
サイズ、形状、紙質、色数、ページ数、同封物の有無など(決まっていれば)
- 発送通数
おおよその部数
- 希望納期
いつまでに発送したいか?
- 依頼したい作業範囲
どこからどこまで任せたいか?
- 宛名データの形式
Excel、CSVなど
- 予算感
(あれば)
- DMの目的とターゲット
-
確認すべき項目
- 料金の内訳
各作業工程ごとの単価、初期費用、その他費用
- 対応可能な作業範囲とオプション
- 最低ロット数
(あれば)
- 納期
各工程の所要日数、最終的な発送完了日
- 支払い条件
- キャンセル規定
- セキュリティ対策の詳細
- 担当者名と連絡先
- 料金の内訳
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、サービス内容、納期、サポート体制などを総合的に比較検討することが、最適な業者選びに繋がります。
体験談 DM発送代行でこんなに変わった!
- 理屈は分かったけど、実際に利用するとどうなるの?
ここでは、DM発送代行サービスを導入して、課題解決に成功した企業の事例をいくつかご紹介します。あなたの会社の状況と照らし合わせてみてください。
ケース1 コスト削減に成功!(健康関連商品の小売業 A社様)
- 課題
- セールDMを年4回、広告郵便で約2万通発送。
- さらなる発送費用の削減が経営課題となっていた。
- 提案内容
- 発送物の仕様を確認し、郵便から「ゆうメール」への変更を提案。
- ゆうメールの規定に合わせたサイズ・重量での制作をアドバイス。
- 導入効果
- 1通あたり7円のコスト削減に成功!
- 年間で約50万円もの経費削減を実現!
- 「まさか発送方法を変えるだけで、こんなにコストダウンできるとは思いませんでした!」と担当者様も驚きの様子でした。
ケース2 社内作業ゼロでコア業務に集中!(老舗の酒造会社 B社様)
- 課題
- 顧客向けDMを年4回、約1万通発送。
- 発送作業は、事務員5名が空き時間や残業で対応。宛名ラベル貼りから封入、郵便局への持ち込みまで、毎回2週間程度かかっていた。
- 担当者の負担が大きく、本来の業務に支障が出ていた。
- 提案内容
- 宛名ラベル作成・貼付、封入・封緘、郵便局への持ち込みまで、発送作業の全工程を代行するプランを提案。
- 導入効果
- DM発送にかかっていた社内作業がゼロに!
- 年間で約50人日もの工数削減を実現!
- 「社員の残業も減り、本来やるべき顧客対応や商品企画に時間を使えるようになりました。精神的な負担も軽くなったと好評です。」とのこと。
ケース3 開封率・反応率が大幅アップ!(一部上場の情報サービス業 C社様)
- 課題
- 教育関係、建設業界向けに新規開拓DMを検討。
- しかし、パンフレットだけを送っても開封してもらえないのでは?と不安があった。
- 提案内容
- ターゲット層や季節感を考慮し、「うちわDM」の同封を提案。
- 封筒を全透明にし、開封前にうちわが見えるように工夫。インパクトと開封への期待感を高めた。
- 導入効果
- うちわDMの印刷代は追加でかかったものの、問い合わせ数と受注数が大幅にアップ!
- 「ただ発送するだけでなく、どうすれば効果が出るか、という視点で提案してもらえたのが良かった。期待以上の成果です。」と高い評価をいただきました。
これらの事例のように、DM発送代行サービスは、単に作業を代行するだけでなく、コスト削減や効果向上に繋がる「提案」をしてくれる場合もあります。自社の課題を相談してみる価値は十分にあります。
まとめ DM発送の悩み、プロに任せて解決しませんか?
さて、ここまでDM発送の基本からコスト削減、効果UPのコツ、そしてDM発送代行サービスの活用法まで、詳しく解説してきました。
この記事のポイントを改めて整理しましょう。
- DM発送は依然として有効なマーケティング手法だが、多くの工程があり、時間とコストがかかる。
- 主な発送方法には「自分で発送」と「発送代行」があり、それぞれメリット・デメリットがある。
- コスト削減には、発送方法の最適化、印刷仕様の見直し、リスト精度向上が重要。
- 効果的なDMのためには、目的・ターゲット設定、開封される工夫、タイミング、効果測定が不可欠。
- 多くの企業が抱える「時間不足」「コスト」「手間」「品質」「セキュリティ」といった悩みは、DM発送代行サービスで解決できる可能性がある。
- DM発送代行業者を選ぶ際は、実績、対応範囲、料金、セキュリティ、サポート体制をしっかり比較検討することが重要。
- DM発送のコストをもっと抑えたい…
- DM発送作業に追われる毎日から解放されたい…
- 面倒な作業はプロに任せて、もっと重要な仕事に集中したい…
- 効果的なDMを送りたいけど、ノウハウがない…
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