【DM発送】セキュリティと品質は万全?
大量・定期発送を任せる最適解

最終更新日:2025/06/25

【DM発送】セキュリティと品質は万全?大量・定期発送を任せる最適解
目次

目次

  • 数万件、いや数十万件の顧客データ。このリストを扱う重圧は、担当者にしか分からない…
  • 万が一、情報漏洩や重大な誤送付が起きたら?会社の信用問題に関わる。考えるだけで冷や汗が出る…
  • でも、これだけの量を社内で処理するのは、コストも人も、どう考えても現実的じゃない…

もしあなたが今、企業の顧客管理やマーケティング部門で、大量かつ定期的なDM(ダイレクトメール)発送業務を担当し、このようなプレッシャーや課題を感じているなら、この記事は必ずお役に立てるはずです。

この記事では、特に大手企業や金融機関など、大量の顧客情報を扱い、高いセキュリティレベルと品質管理が求められるDM発送業務に焦点を当て、その課題と解決策を徹底的に掘り下げます。

個人情報保護の重要性が叫ばれる昨今、DM発送におけるリスク管理は、企業の信頼を左右する重要な経営課題です。この記事を読み終える頃に、あなたは

  • DM発送に潜む具体的なリスクとその対策
  • 自社のセキュリティ要件を満たす委託先の見極め方
  • 大量発送でも品質を担保するための管理体制
  • 煩雑な業務を効率化し、コストも最適化する方法
  • そして、安心して任せられる「最適解」としてのDM発送代行サービスの活用法

について、明確な知識と判断基準を得ていることでしょう。

日々、膨大な顧客データと向き合い、その責任の重さを感じながらDM発送業務に取り組んでいるあなたへ。リスクを最小限に抑え、より安全かつ効率的に、そして効果的なDM発送を実現するための具体的な道筋を、ここから一緒に見つけていきましょう。

なぜ今、DM発送の「質」と「安全」が問われるのか

デジタルマーケティングが主流となる中でも、DMはその特性を活かし、多くの企業で活用され続けています。しかし、その一方で、DM発送を取り巻く環境は大きく変化し、「質」と「安全」に対する要求はかつてなく高まっています。

デジタル時代におけるDMの役割再確認

なぜ、多くの企業はDMを送り続けるのでしょうか?それは、DMにはデジタルメディアにはない独自の価値があるからです。

  • 高いリーチ力と保存性

    インターネットを利用しない層や、メールを見ない層にも確実に情報を届けられます。物理的に手元に残るため、繰り返し見てもらえたり、家族間で共有されたりする可能性もあります。

  • 五感に訴える表現力

    紙の質感、デザイン、加工など、視覚や触覚を通じてブランドの世界観やメッセージを深く印象付けることができます。

  • 特別感と顧客エンゲージメント

    「あなたへ」というパーソナルなメッセージは、受け手に特別感を与え、企業と顧客との良好な関係構築(CRM)に貢献します。Webサイトへの誘導や限定オファーとの組み合わせで、顧客エンゲージメントを高める効果も期待できます。

  • 信頼性の伝達

    特に金融機関や公的機関からの重要なお知らせなど、紙媒体で届くことによる「確かさ」「信頼感」は依然として重要視されています。

このように、DMは顧客との重要なタッチポイントであり、その「質」は企業やブランドの印象を大きく左右します。

企業コンプライアンスと個人情報保護の重要性

DM発送において、最も注意しなければならないのが「個人情報」の取り扱いです。

  • 個人情報保護法の厳格化

    近年、個人情報保護法は改正を重ね、企業に対する責務はますます重くなっています。適切な安全管理措置はもちろん、万が一漏洩した場合の報告義務なども定められています。

  • 情報漏洩の甚大なリスク
    • 信用の失墜

      顧客や社会からの信頼は一瞬で失われ、回復には長い時間と多大な努力を要します。

    • 経済的損失

      損害賠償請求、対応費用、株価下落、売上減少など、経済的なダメージは計り知れません。

    • 事業継続への影響

      行政処分、ブランドイメージの悪化による顧客離れ、最悪の場合、事業継続そのものが困難になる可能性もあります。

  • 社会的責任

    企業は、顧客から預かった大切な個人情報を、責任を持って管理する社会的責務を負っています。

  • 顧客管理部門では、この個人情報保護の重要性は、日々痛感されていることと思います。DM発送業務においても、この視点は片時も忘れてはなりません。

大量発送だからこそ求められる「品質管理」

数万、数十万通単位のDM発送では、わずかなミスも許されません。

  • 印刷ミス・誤植

    会社名や商品名の間違い、価格の誤表示などは、クレームや信用の低下に直結します。

  • 封入物間違い・封入漏れ

    本来送るべきでない情報を送ってしまったり、必要なものが同封されていなかったりすると、顧客に不信感を与え、大きな問題に発展する可能性があります。(例:他人の明細書を誤封入するなど)

  • ブランドイメージの毀損

    ミスの多いDMは、企業の管理体制の甘さや、顧客を大切にしていないという印象を与え、ブランドイメージを大きく損ないます。

「たった1通のミス」が、企業の評判を落とす引き金になりかねない。大量発送だからこそ、徹底した品質管理体制が不可欠なのです。

DM発送のプロセスと潜むリスク【大手企業担当者視点】

DM発送には多くの工程があり、それぞれの段階で様々なリスクが潜んでいます。ここでは、大手企業の担当者視点で、特に注意すべきリスクとその影響を見ていきましょう。

DM発送の一般的な流れ

まずは、DM発送のプロセスを再確認します。

  1. 企画・リスト準備
  2. デザイン・原稿作成
  3. 印刷・加工
  4. データ処理・宛名出力
  5. 封入・封緘
  6. 発送
  7. (効果測定・不着処理)

各工程に潜むリスクとその影響

それぞれの工程で、どのようなリスクが考えられるでしょうか?

  • 企画・リスト準備段階
    • リスク
      不適切なリストの利用(同意のない第三者リストなど)、ターゲット選定ミスによる非効率な発送、個人情報保護法への抵触。
    • 影響
      法令違反、クレーム、費用対効果の悪化、ブランドイメージ毀損。
  • デザイン・印刷段階
    • リスク
      誤植(社名、価格、日付など)、意図しない色味、指定と異なる紙質、印刷汚れ、納期遅延。
    • 影響
      クレーム、信頼低下、経済的損失(刷り直し費用、機会損失)、後続工程への遅延。
  • データ処理・宛名段階
    • リスク
      データ入力ミス、データ破損・消失、文字化け、重複抽出、宛名印字ミス、他人の宛名を印字。
    • 影響
      誤送付、個人情報漏洩、クレーム、無駄コスト(不着、重複発送)、顧客の不快感。
  • 封入・封緘段階
    • リスク
      封入物間違い(Aさん宛の封筒にBさん宛の書類を入れるなど)、封入漏れ、封入物の破損、封緘不良による中身の脱落。
    • 影響
      重大な個人情報漏洩、クレーム、信頼失墜、顧客満足度の低下。
  • 発送段階
    • リスク
      宛名ラベルの剥がれ、配達中の破損、発送遅延、大量不着。
    • 影響
      DMクレーム、機会損失、無駄コスト。
  • データ管理段階(委託先含む)
    • リスク
      委託先でのデータ保管方法の不備、不正アクセス、アクセス権限管理の甘さ、不要になったデータの不適切な削除・廃棄。
    • 影響
      大規模な情報漏洩、法的責任、企業の存続危機。
  • これらのリスク、特にデータ処理、封入、データ管理におけるリスクは、最も神経を使う部分ではないでしょうか? 一つ一つの工程を確実に、安全に進めるための体制構築が急務です。

セキュリティは最優先!DM発送における個人情報管理

DM発送業務を外部に委託する上で、最も重要視すべきは「セキュリティ体制」です。ここでは、個人情報管理の重要性と、委託先を選定する際にチェックすべきポイントを解説します。

なぜ個人情報管理が重要なのか?

改めて言うまでもありませんが、顧客情報は企業の最も重要な資産の一つであり、その管理は法的にも社会的にも厳しく求められています。

  • 法的要件

    個人情報保護法では、個人情報取扱事業者に対して「安全管理措置」を講じる義務を課しています。これには、組織的、人的、物理的、技術的な安全管理措置が含まれます。委託先に対しても、適切な監督責任が求められます。

  • 社会的信用

    顧客は、自分の個人情報が安全に管理されていると信じて、企業に情報を提供しています。その信頼を裏切ることは、企業の存続基盤を揺るがしかねません。

  • リスク回避

    適切な管理体制を構築することは、情報漏洩のリスクを低減し、万が一事故が発生した場合のダメージを最小限に抑えることにも繋がります。

チェックすべきセキュリティ体制【業者選定の最重要項目】

DM発送代行業者を選定する際、以下の項目は必ず確認しましょう。口頭での説明だけでなく、具体的な体制や証跡(認証証明書、規定文書など)を確認することが重要です。

  • プライバシーマーク(Pマーク)認証の有無
    • 個人情報保護に関する一定水準の体制が整備されていることを示す認証制度。取得していることは最低限の条件と考えましょう。
    • 認証番号や有効期限も確認します。
  • ISMS (ISO27001) 認証の有無
    • 情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格。Pマークよりも広範な情報資産(個人情報以外も含む)の管理体制を評価します。
    • 取得していれば、より高いレベルのセキュリティ体制が期待できます。
  • データの受け渡し方法
    • どのような経路でデータを授受するか? (例: 暗号化機能付きの専用システム、SFTPサーバーなど)
    • メールでのデータ送受信(特にパスワードなしの添付ファイル)は絶対に避けましょう。
    • データの暗号化は行われているか?
  • アクセス権限管理
    • 顧客データにアクセスできる担当者は、必要最小限に限定されているか?
    • アクセス権限の設定・変更は適切に管理されているか?
    • 誰がいつデータにアクセスしたか、操作ログは取得・監視されているか?
  • 作業場所の物理的セキュリティ
    • データ処理室や作業場への入退室管理(ICカード、生体認証など)はされているか?
    • 監視カメラは設置されているか?
    • 機密書類や記録媒体の保管場所は施錠管理されているか?
    • 部外者の立ち入り制限はあるか?
  • 従業員教育
    • 個人情報保護や情報セキュリティに関する研修・教育は、全従業員(派遣社員やアルバイト含む)に対して定期的に実施されているか?
    • 秘密保持に関する誓約書は取得しているか?
  • 委託先の管理体制
    • 業務の一部を再委託する場合、再委託先の選定基準や管理体制は明確になっているか?(契約書で確認)
    • 再委託する場合、発注元(自社)の許諾が必要か?
  • 秘密保持契約(NDA)
    • 契約書の内容は、自社のセキュリティ基準を満たしているか?
    • 損害賠償責任に関する条項は明確か?
  • これらの項目は、チェックリスト化して、業者選定の際に一つ一つ確認していくことを強くお勧めします。不明な点は曖昧にせず、納得いくまで説明を求めましょう。

安全なデータ連携のためのポイント

委託先とのデータ連携をスムーズかつ安全に行うためには、以下の点にも注意が必要です。

  • データ形式の標準化

    文字コード、項目名、レイアウトなどを事前に取り決め、統一する。

  • 受け渡しスケジュールの明確化

    いつ、誰が、どのデータを、どのように受け渡すかを明確にする。

  • 授受確認

    データを受け渡した際、双方で確実に授受確認を行うプロセスを設ける。

大量発送でも妥協しない!DM発送の品質管理

セキュリティと並んで重要なのが「品質管理」です。特に大量発送においては、小さなミスが大きな問題へと発展する可能性があるため、徹底した管理体制が求められます。

印刷品質を担保するポイント

DMの見た目は、企業イメージを左右します。期待通りの印刷品質を実現するために、以下の点を確認しましょう。

  • 色校正のプロセス
    • 本機校正

      実際に印刷する機械で試し刷りを行う。最も確実だがコストと時間がかかる。

    • 簡易校正(平台校正、DDCPなど)

      専用のプリンターで色味を確認する。比較的安価で早い。

    • 色見本(前回印刷物、特色チップなど)との照合プロセスはあるか?
  • 印刷設備の品質とメンテナンス
    • 使用している印刷機の種類や性能は?
    • 定期的なメンテナンスは行われているか?
  • 品質基準と検査体制
    • 色ムラ、汚れ、キズ、断裁ズレなどに対する許容基準は明確か?
    • 印刷中および印刷後の検査体制(抜き取り検査、全数検査など)はどうなっているか?
  • 予備分の確保
    • 万が一の印刷不良や後工程でのロスに備え、適切な予備分を印刷しているか?

封入・封緘ミスを防ぐ仕組み

封入ミスは、クレームや個人情報漏洩に直結する重大なリスクです。ミスを未然に防ぐための仕組みが重要になります。

  • 機械によるチェック
    • 重量検品機

      封入後の封筒の重さを量り、封入漏れや重複封入を検知する。

    • CCDカメラ(センサー)

      封入物や宛名情報を読み取り、照合することでミスを検知する。

  • 人による目視チェック
    • 機械チェックと併用し、最終確認を行う。
    • ダブルチェック、トリプルチェック体制を敷いているか?
    • 熟練した作業員によるチェックか?
  • 作業手順のマニュアル化と遵守
    • 誰が作業しても同じ品質を保てるよう、明確な作業手順書が整備され、遵守されているか?
    • 作業前の準備(資材確認、機械設定など)は徹底されているか?
  • トレーサビリティ
    • 万が一ミスが発生した場合に備え、どのDMを、いつ、誰が作業したかを追跡できる仕組み(バーコード管理など)があるか?

確実な発送と不着対策

発送工程での品質管理と、コストの無駄をなくすための不着対策も重要です。

  • 宛名データの精度向上
    • リストクリーニングの徹底

      住所の正規化(表記ゆれ修正)、転居・転送情報の反映、重複削除などを定期的に行う。これは不着を減らす最も効果的な方法です。

  • 発送方法の適切な選択
    • 納期、コスト、追跡サービスの有無などを考慮し、最適な発送方法を選ぶ。
    • 大量発送の場合、郵便局や配送業者との連携体制は確立されているか?(区分結束作業など)
  • 郵便局・配送業者との連携
    • 発送前・発送後の情報連携はスムーズか?
    • トラブル発生時の連携体制は?
  • 不着DMの処理とフィードバック体制
    • 返送されてきた不着DMをどのように処理するか?(データ入力、廃棄方法など)
    • 不着理由を分析し、次回のリストメンテナンスやDM企画に反映させる仕組みはあるか?
  • 数万通単位の発送では、わずか1%の不着でも数百通、数千通の無駄が発生します。品質管理体制と不着対策は、コスト削減の観点からも非常に重要です。

効率化とコスト削減も実現!最適なDM発送体制とは

セキュリティと品質を確保した上で、いかに効率的に、そしてコストを最適化していくか。ここでは、大手企業の視点から見た最適なDM発送体制について考えます。

社内完結 vs 外部委託(発送代行)再考【大手企業の視点】

大量かつ定期的なDM発送において、社内完結には限界があります。

  • 社内完結の限界
    • リソース不足

      大量の作業に対応できる人員、設備、スペースの確保が困難。

    • 専門性の欠如

      最新の印刷技術、効率的な発送方法、高度なデータ管理・セキュリティに関する専門知識の維持が難しい。

    • リスク管理の負担

      セキュリティ対策や品質管理体制の構築・維持に多大なコストと労力がかかる。

    • BCP(事業継続計画)の観点

      社内設備や人員に依存していると、災害時などにDM発送が滞るリスクがある。

  • 外部委託(発送代行)のメリット(大手企業視点)
    • リスクヘッジ

      セキュリティや品質管理に関するリスクを、専門知識と体制を持つ外部に委託することで低減できる。

    • 専門性の活用

      プロのノウハウ、最新技術、設備を活用し、高品質かつ効率的なDM発送を実現できる。

    • リソースの最適化

      社員は本来注力すべきコア業務に集中できる。

    • コストの最適化

      ボリュームディスカウントや効率化によるトータルコストの削減が期待できる。

    • BCP対策

      委託先が複数の拠点を持つなど、災害時にも対応できる体制があれば、事業継続性が高まる。

窓口一本化(ワンストップサービス)のメリット

印刷会社、データ処理会社、封入会社、発送会社…と複数の業者に依頼している場合、管理は非常に煩雑になります。

  • 業者間の連絡やデータ連携、スケジュールの調整に苦労されていませんか?

ワンストップサービス(企画から印刷、発送、効果測定まで一括で依頼できるサービス)には、以下のような大きなメリットがあります。

  • コミュニケーションコストの削減

    窓口が一つになるため、指示出しや確認作業が大幅に簡略化されます。

  • 責任の所在の明確化

    各工程の連携がスムーズになり、トラブル発生時も原因究明や対応が迅速に行えます。

  • データ連携の簡素化とリスク低減

    業者間でのデータの受け渡しが不要になるため、データ破損や情報漏洩のリスクが低減します。

  • プロジェクト管理の効率化

    全体のスケジュール管理や進捗確認が容易になります。

  • 一貫した品質管理

    全工程を通じて、一貫した品質基準での管理が期待できます。

DM発送コストの内訳と最適化

大手企業の場合、特に以下の点がコスト最適化のポイントになります。

  • ボリュームディスカウントの最大活用

    大量発送のメリットを最大限に活かすため、郵送費(広告郵便、特約ゆうメールなど)や印刷費の割引交渉を積極的に行う。または、それが可能な代行業者を選ぶ。

  • リスト精度の徹底的な向上

    不着率を限りなくゼロに近づけることで、無駄な印刷・発送コストを削減する。

  • 仕様の標準化

    定期的に発送するDMの仕様(サイズ、紙質など)を標準化することで、印刷や封入の効率を上げ、コストを抑制する。

  • ワンストップによるトータルコスト削減

    各工程を別々に発注するより、一括で発注する方がトータルコストを抑えられる場合があります。

リストマネジメントの重要性と効率化

DM発送の成否は、リストの質にかかっていると言っても過言ではありません。

  • 精度向上による無駄コスト削減効果

    前述の通り、不着削減は直接的なコスト削減に繋がります。

  • 顧客セグメンテーションへの活用

    購買履歴、属性情報、反応履歴などに基づいてリストをセグメント化し、ターゲットに合わせたDMを送ることで、反応率を高め、費用対効果を向上させることができます。

  • 代行業者によるリストメンテナンスサービス
    • 住所クリーニング(名寄せ、正規化、最新化)
    • 重複削除
    • 不着情報の管理・反映

これらのサービスを活用することで、社内の負担を軽減しつつ、常に最新かつ高精度なリストを維持することが可能になります。

信頼できるDM発送代行業者の選び方【重要チェックリスト】

最適なDM発送体制を構築するためには、信頼できるパートナー(DM発送代行業者)選びが最も重要です。以下のチェックリストを参考に、慎重に選定を進めましょう。

Point 1 セキュリティ体制は万全か?【最重要】

  • Pマーク認証を取得し、有効期限内か?
  • ISMS (ISO27001) 認証を取得しているか?(加点)
  • データ授受は安全な方法(専用システム、SFTP等)で行われるか?
  • アクセス権限管理は適切に行われ、ログは監視されているか?
  • 作業場所の物理的セキュリティ(入退室管理、監視カメラ等)は十分か?
  • 従業員へのセキュリティ教育は定期的に実施されているか?
  • 再委託先も含めた管理体制は明確か?
  • NDA(秘密保持契約)の内容は十分か?
  • 金融機関など、高いセキュリティ要件の取引実績はあるか?

Point 2 品質管理体制は確立されているか?

  • 印刷品質のチェック体制(色校正、検査)は明確か?
  • 封入・封緘ミスの防止策(機械検品、目視検品、手順書)は十分か?
  • トレーサビリティは確保されているか?
  • ミス発生時の報告・対応フローは明確か?
  • 品質保証に関する基準はあるか?

Point 3 大量・定期発送への対応力と実績はあるか?

  • 自社の発送量(数万~数十万通)に対応できるキャパシティ(人員、設備)があるか?
  • スケジュール通りに納品できる安定した処理能力があるか?
  • 自社と同規模・同業種の企業の取引実績は豊富か?(具体例を確認)
  • 繁忙期や急な依頼への対応力はどうか?

Point 4 ワンストップ対応は可能か?その範囲は?

  • 企画、デザイン、印刷、データ処理、封入、発送、リスト管理、効果測定など、自社が希望する範囲をカバーしているか?
  • 各サービスの品質レベルは十分か?

Point 5 サポート体制とコミュニケーションは円滑か?

  • 専任の担当者がアサインされるか?その担当者の経験や知識は十分か?
  • 問い合わせへのレスポンスは迅速かつ的確か?
  • 定期的な報告や打ち合わせの機会はあるか?
  • 課題解決に向けた積極的な提案はあるか?
  • トラブル発生時の連絡体制・対応はスムーズか?

Point 6 コストは適正か?(安さだけではない価値)

  • 見積もり内容は詳細で、不明瞭な点はないか?
  • 提供される品質、セキュリティ、サポート体制に見合った価格設定か?
  • コスト削減に繋がる提案(発送方法最適化など)はあるか?
  • 長期的な取引における価格メリットはあるか?

【業者選定時に確認すべき項目(表形式)】

確認カテゴリ 確認項目例 A社評価 B社評価 C社評価
セキュリティ Pマーク/ISMS認証、データ授受方法、アクセス管理、物理セキュリティ、実績
品質管理 印刷チェック体制、封入ミス防止策、トレーサビリティ、ミス対応フロー
対応力・実績 大量処理能力、納期遵守、同業種実績、繁忙期対応
サービス範囲 ワンストップ対応の可否、リスト管理、効果測定など
サポート体制 専任担当者、レスポンス速度、提案力、コミュニケーション
コスト 見積もりの透明性、価格の妥当性、コスト削減提案
総合評価

複数の業者をこれらの観点から比較検討し、自社の要件に最も合致するパートナーを選びましょう。必要であれば、工場見学や担当者との面談を申し入れ、実際の体制を自分の目で確認することも有効です。

「DM発送代行サービス」の詳細はこちら

事例紹介 大手企業がDM発送代行で得た成果

DM発送代行サービスを活用することで、実際にどのような成果が得られるのでしょうか?大手企業の事例を見てみましょう。

事例1 大手情報サービス業 C社様

  • 課題

    教育関係・建設業界向けに大量の拡販DMを送りたいが、開封率に不安。印刷・発送も別々の業者で管理が煩雑。

  • 導入

    デザイン提案も含めてワンストップで依頼。季節感のある「うちわDM」を同封し、透明封筒で視覚的にアピールする戦略を採用。

  • 成果

    問い合わせ・受注数が大幅に増加。煩雑だった管理業務も窓口一本化で効率化された。

事例2 老舗の酒造会社 B社様

  • 課題

    年4回、1万通のDM発送作業を事務員5名で2週間かけて実施。人的リソースの圧迫と効率の悪さが問題に。

  • 導入

    発送作業(ラベル貼付、封入、持ち込み)をすべて委託。

  • 成果

    年間約50人日の工数削減に成功。社員は本来の業務に集中でき、残業も削減。

これらの事例は、信頼できるDM発送代行パートナーを見つけることが、セキュリティ確保、品質向上、業務効率化、そしてコスト最適化に繋がることを示しています。

まとめ 煩雑なDM発送業務、信頼できるプロへ任せませんか?

この記事では、特に大量の顧客情報を扱う大手企業の担当者様に向けて、DM発送におけるセキュリティと品質の重要性、潜むリスク、そして信頼できる委託先の選び方について詳しく解説してきました。

本日のまとめです

  • DM発送は、顧客との重要な接点であり、その「質」と「安全」は企業の信頼に直結する。
  • 大量発送では、個人情報漏洩や誤送付、品質のばらつきといったリスクが高まるため、徹底した管理体制が不可欠。
  • セキュリティ体制(Pマーク/ISMS、データ管理等)と品質管理体制(検品、手順遵守等)は、委託先選定における最重要確認項目。
  • 信頼できるDM発送代行業者への委託は、リスクを低減し、業務効率化、品質向上、コスト最適化を実現する有効な手段。
  • 業者選びでは、実績、対応力、ワンストップ対応、サポート体制なども含め、多角的に比較検討する必要がある。

日々大量の顧客データと向き合い、DM発送のセキュリティと品質に高いレベルを求められるお立場の方にとって、業者選びは決して妥協できない、非常に重要なプロセスです。

もし、現在のDM発送体制に、

  • セキュリティ面で、本当に万全と言えるだろうか…
  • 品質管理、もっと徹底できないか…
  • 複数業者とのやり取りが煩雑で、ミスが怖い…
  • コストはもっと最適化できるはず…

といった不安や課題を感じていらっしゃるなら、ぜひ一度、私たちゼンリングループにご相談ください。

ゼンリングループのDM発送代行サービスは、30年にわたる実績と全国対応のネットワーク、そして何よりも「セキュリティ」と「品質」への徹底したこだわりで、多くの大手企業様、金融機関様からも厚い信頼をいただいております。

ゼンリングループが、貴社の課題を解決できる理由:

  • 揺るぎないセキュリティ体制

    プライバシーマーク(Pマーク認証番号:第17003915号)はもちろんのこと、お客様の大切なデータは、独自開発の専用データ授受システムを使用し、暗号化やアクセス記録の保存を徹底。情報漏洩リスクを最小限に抑えます。

  • 徹底した品質管理

    経験豊富なスタッフと、必要に応じた機械チェック・目視チェック体制により、印刷・封入ミスを限りなくゼロに近づけます。お客様ごとに専任の納品担当者が社内に常駐し、確実な進行をサポートします。

  • 豊富な実績と対応力

    情報サービス業様をはじめ、様々な業種・規模のお客様の大量・定期発送に対応してきた豊富な実績があります。

  • 信頼のワンストップサービス

    企画・デザインから印刷、高度なデータ処理・リストメンテナンス、複雑な封入作業、最適な発送手配、効果測定まで、貴社のニーズに合わせて一括でお引き受けします。窓口一本化により、煩雑な管理業務から解放されます。

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