パーソナル印刷を活用して顧客の心を掴むDMづくりを

2019.04.03

印刷機

パーソナル印刷とは

「パーソナル印刷」とは、データベースから情報を抽出し、1枚ずつ内容の違う可変印刷を行う技法のことです。バリアブル印刷(Variable Data Printing、略してVDP)とも呼ばれています。一度に同じデータを大量に刷り上げる通常の印刷とは異なり、パーソナル印刷では、1つ1つ異なるデータを同一テンプレート上に印刷することができます。

パーソナル印刷でできること

テキストを可変させる

データベースに登録された情報を元にテキストを可変させることができます。登録データを流用して組版を自動で行うため、手作業による業務時間を短縮、入力ミスも極力回避することができます。招待状やDMの印刷などで活用されています。

バーコードやQRコードを可変させる

バーコードやQRコードも店舗ごと、顧客ごとなど個別に可変できます。印刷物から特定のウェブサイトに誘導することもできるので、DMやチラシなどの印刷で活用されています。また、大規模なイベントの参加証や抽選くじにパーソナル印刷を活用することで、バーコードリーダーによる管理を行うことができます。

画像を可変させる

画像も可変させることができるので、あらかじめ画像を準備してデータベースに登録しておけば、印刷物1枚ごとに個別の画像を印刷することができます。社員証や写真入り賞状の印刷などで活用されています。

パーソナル印刷のしくみ

パーソナル印刷で顧客一人一人に合った情報を届ける

私が以前住んでいたマンションのポストの下にごみ箱が設置されていたのですが、そこには毎日大量のDMやチラシが捨てられていました。つまり、マンションの住人のほとんどがDMやチラシを読まないで捨てていたのでしょう。従来のDMは、不特定多数に向けた同一の情報を一括大量生産方式で印刷したものなので、なかなか顧客にフィットした情報を届けられていませんでした。
顧客の心を掴むDMを届けるためには、まず顧客情報が必要です。具体的には、性別・地域・年代といった顧客属性と購入品目・購入金額・利用回数・直近利用日といった購入履歴を指します。顧客情報に合わせて、提案する商品やサービス、キービジュアルや特典などの内容を変えることで、一人一人にフィットした情報を届けることができます。顧客情報と合わせてパーソナル印刷を活用し、顧客の心を掴むDMづくりを目指しませんか。

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