デジタルマーケティングの課題
2019.04.10
デジタルマーケティングは万能なのか?
インターネットの普及に伴い、マーケティング手法も変化してきました。
以前は営業マンやお問い合わせ先に集まったお客様の声や、ハガキなどのアンケート調査で集めた内容を分析し、マーケティングに活かしていましたが、スマートフォンを一人一台持つ時代になり、Web上での行動が追えるようになると、サイトへのアクセス履歴や購買行動などを分析したデジタルマーケティングが主流となってきました。
行動履歴を数字化しやすく、また効果も把握しやすいため、デジタルマーケティングは今やさまざまな企業で導入されていますが、決して万能ではなく、マーケティング手法のひとつでしかないことを忘れてはいけません。
スマートフォンの普及でWebの接触時間こそ増えましたが、そもそも人間はWebサイトだけでなく、デジタルとアナログを行き来するため、デジタルなチャネルだけでリーチできる顧客は、全顧客の一部にすぎません。
たとえばSNSでのマーケティングに関しても、TwitterやFacebook、Instagramなどがいくら普及したとはいえ、まだまだ使っているのは一部の人です。もちろん、顧客の反応を見ながらクリエイティブの改善やABテスト、MA(マーケティングオートメーション)の活用も大切な要素ですが、より多くの人に届けるには、デジタルマーケティングとアナログマーケティングの組み合わせが重要かつ効果的です。
デジタルとアナログへのアプローチ
顧客はデジタルとアナログをまたがって行動しています。顧客が購買に至るまでの間、少しでも商品との接触機会を増やすべく、ターゲットとなる顧客と商品によっては、デジタルとアナログの両方を効果的に活用することが大切です。
- DM発送によるWebサイトへの集客
- 展示会やイベントを起点としたメール追客
- Webキャンペーンと連動した店頭プロモーション
顧客の接触機会の観点から、デジタルとアナログ両方の活用を挙げております。デジタルマーケティングでは視覚でのアプローチしかできませんが、アナログマーケティングでは聴覚や触覚といったほかの五感に訴えるアプローチを仕掛けられるなど、より顧客の購買行動を引き起こすマーケティングも可能です。
効果的なデジタル×アナログ施策の立て方とは?
では、デジタルとアナログをどのように組み合わせればよいのでしょうか。顧客と商品によって手法が多岐にわたり、また、アプローチの仕方も日々新しい手法が生まれ変化するため、特効薬といえる手法はありません。先ずは、ターゲットとなる顧客を知ることをおすすめします。顧客は日々どういう活動をしているのか。何を課題としているのか。何を望んでいるのか。その顧客のペルソナに沿ったシナリオをつくり、マーケティングプランをつくる際に、デジタルとアナログ両方の視野でプランニングすることで、最大効果を狙う。ここでの大切なポイントは、指標(KPI、KGI)を決めることです。実施効果を測るためにも、指標を決め、想定どおりの効果が得られたのか、得られなかったのか。うまくいった要因は何か、ダメだった時の原因は何か。得られた結果によって日々検証、改善することが最適プランを導き出す鍵となります。
まとめ
今回ご紹介した内容は、デジタルとアナログという言葉でご紹介しましたが、デジタルマーケティングもアナログマーケティングも、その手法や内容は多岐にわたります。そのため、マーケティングプランの立て方としてPDCAによる最適化をご紹介させていただきましたが、過去の経験からある程度の勝ちパターンを導き出すことは可能です。顧客のニーズを導き出し、効率の良いコミュニケーションの実現をサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。