コンバージョン率を上げるランディングページ制作のポイント
2019.07.03
デジタルマーケティングにおいて、コンバージョン率(CV率)を上げることは、多くのマーケターが悩む大きな課題です。そのCV率アップの施策としてランディングページ(LP)を設置することは今や王道手段のひとつですが、実際にCV率を上げるLPの制作はなかなか難しいものです。では、実際にどうすればCV率を上げられるのか。今回は今までに手がけた事例から、実際に効果のあった制作ポイントを元に、CV率を上げるLPの作り方をご紹介します。
ランディングページとは?
ランディングページ(Landing Page)とは、直訳すると着地ページで、Webサイトにアクセスした訪問者が最初に見る(着陸する)ページのことです。自社で販売する商品やサービスの獲得を増やすためWeb広告を活用するケースがありますが、広告から直接申込みページに誘導するだけでは商品の魅力を十分伝えきれず、すぐ離脱されるケースがあります。そこで、より申込みや購買行動を促すべく、訪問者への「接客」として用意するページがランディングページ(LP)です。
接客と同じく優良なLPであればあるほど訪問者を申込みページに誘導できる(CV率がアップする)ので、目的を達成するためには、ポイントを押さえたLPの制作が重要になるというわけです。
優良なランディングページを作る3つのポイント
優良なLP作成にあたり、ポイントを3つご紹介いたします。
①目的を明確にすること
LPの基本の考え方として『訪問者に何をしてもらうのか』その設計が大切です。そのためには、目的を明確にすること。このLPは何をしてもらうためのLPなのか。ゴールとなるボタンをクリックしてもらうため、まずはその情報を整理し、ストーリーを作りましょう。
- ターゲットとなる訪問者は何を知りたくてLPに来るのか
- そのターゲットが求める情報は何か
- 求める情報に対し、LPで訴求できる(したい)内容は何か
②ファーストビューで有益性をわかりやすく伝える
ストーリーができれば、次は最初の接触ポイントとなる『ファーストビュー』の設計です。人と同じで第一印象はとても大切です。最初にLPに訪問した際、まず目に飛び込む『ファーストビュー』で商品やサービスの有益性が一目で分かるよう、訪問者を惹き込むテキストと画像を用意しましょう。
また、LPに誘導する際の導線との整合性も大切です。訪問者は何を見てこのLPを訪れているのか。広告なのか、検索なのか。リンク元とLPの内容にギャップがあると、LPに訪問して「思っていた内容と違う」と見えた瞬間、訪問者は離脱してしまいます。訪問前にどういう印象を持っているか、それを踏まえた上で、訪問者を惹き込むファーストビューを準備しましょう。
- タイトル、キャッチコピー
ターゲットとなる訪問者の欲求を満たす情報を用意します。
できるだけシンプルに、目立つように配置しましょう。 - メインビジュアル
訪問者を惹き込むことができるよう、できるだけ高画質で色合いの良い画像を用意します。
タイトルテキストと合わせ、できるだけ画像全体がわかるサイズで配置しましょう。 - 数字化できるものは数字でPR
割引率、効果、順位、満足度など、数字化できるものは数字としてファーストビューに記載します。数字は訪問者の期待や驚きなどの感情を引き出す効果がありますので、タイトルや画像と合わせてアイコンやグラフなど視覚的に分かりやすい表現を工夫して配置しましょう。
③シンプルな導線設計
ファーストビューで惹き込んだ後は、ゴールボタンまでどのように誘導するかがポイントです。そのために、ページ内の余分なリンクやボタンは極力排除しましょう。導線が複数あると、訪問者のアクションは分散し、迷いを生む原因となります。訪問者をスムーズに誘導するためにも、極力シンプルに導線を設計し、ゴールは目立つようにデザインしましょう。
LPとしてはゴールボタンを押してもらったところで役目は終わりますが、CVとしてはそこで終わりではありません。最高の状態でLPより先のページに訪問者を渡したとしても、そこからまた余分なアクションが多ければ、最終的なCV率は上がりません。
CV率を上げるために大切なことは、LPから遷移した後のページでのアクションです。そのためには、アクションをできるだけ簡単にすることでたくさんの訪問者を取り込み、後のサポートは営業がしっかり行うなど、サイトにおけるCVポイントを調整することもひとつの手法です。最大限顧客獲得数を増やすためには、広告の内容からゴールボタンまで、入口から出口までの導線すべてをしっかり設計しましょう。
まとめ
CV率を上げるLP制作のポイントは、訪問者への訴求を高めてわかりやすいページにすることです。ファーストビューで訪問者の心を掴み、できるだけシンプルな導線で誘導し、簡単なアクションでCVにつなげる。ここまで設計できれば、あとはデザインに落とし込み、制作することで対策できます。過去に成功した具体的なレイアウト、デザインなど含め、当社でLPを制作することもできますので、お気軽にお声がけください。